IAPアプリの申請
Amazonアプリストア開発者コンソールでは、IAPを組み込んだアプリ用に、アプリ内で購入可能なアイテムを作成できます。IAPアイテムを作成したら、それらに関する情報を格納したJSONファイルをダウンロードできます。このJSONファイルを使用して、Vega App Testerでアプリをテストします。
IAPアイテムの新規作成
IAPアイテムを作成するには、次の手順に従います。
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開発者コンソールで、IAPアイテムを追加するアプリに移動します。
- 開発者アカウントで開発者コンソールにログインします。
- [アプリ&サービス] タブに移動し、アプリ一覧を表示します。
- 目的のアプリのリンクをクリックして、アプリの詳細ページを表示します。
- [アプリ内課金(IAP)アイテム] タブをクリックします。ここで、IAPアイテムの表示、追加、編集を行えます。

[アプリ内課金(IAP)アイテム] タブ - [新しいIAPを追加] をクリックし、作成するIAPアイテムのタイプを選択します。
- 消費型アイテム
- 非消費型アイテム
- 定期購入型アイテム
[消費型/非消費型/定期購入型アイテムの新規作成] ダイアログが表示されます。たとえば、[定期購入型アイテムの新規作成] ダイアログは次のようになります。

- 次の各フィールドに値を入力します。
- [タイトル]: アイテムのタイトルを表す文字列(最大文字数128文字)。
- [SKU]: アイテムのIDとなる一意の文字列。たとえば、IAP消費型アイテムのサンプルアプリでは、「com.amazon.example.iap.consumable」というSKU値を持つIAPが作成されます。
SKUは、すべてのアプリですべてのIAPアイテムにわたって一意でなければなりません。
アプリで使用するSKUは、Amazonアプリストアに申請するSKUと一致している必要があります。SKUでは大文字と小文字が区別されます。SKUの最大文字数は150文字です。使用可能な文字は、a~z、A~Z、0~9、アンダースコア、ピリオド、ダッシュです。定期購入型アイテムを作成する場合、このSKUは、後で作成する定期購入期間SKUの親SKUになります。
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[消費型/非消費型/定期購入型アイテムを追加] をクリックしてアイテムを作成すると、そのアイテムに関連する詳細セクションが表示されます。たとえば、新しい定期購入型アイテムを追加する場合は、次のようなページが表示されます。

アイテムの基本情報ページに追加のセクションが表示され、IAPアイテムに関する追加のデータや情報を構成できるようになります。
- [説明と画像]: アイテムの表示タイトル、説明、アイコン画像を入力します。
- [定期購入型アイテムの期間](定期購入型アイテムのみ): アイテムの定期購入期間と無料体験の情報を指定します。
- [価格](消費型・非消費型アイテムのみ): アイテムの価格を設定します。
説明と画像の追加
英語(米国)の表示タイトルと説明は、入力が必須となります。多言語をサポートする場合は、さらにその表示タイトルと説明に対する翻訳も入力することができます。
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[説明と画像] で、[英語(米国)] に [表示タイトル] と [説明] を追加します。

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(任意)[言語を追加・削除] をクリックします。
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(任意)チェックボックスを使用して、アプリのローカライズ言語(およびローカライズされたAPKの申請対象言語)をすべて選択します。

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(任意)[言語を追加・削除] をクリックします。
選択したすべての言語のタブが新たに表示されます。
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(省略可)各言語のタブに表示タイトルと説明を入力します。

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(任意)サポート対象のすべての言語について、使用するアイコンを [アイコン] セクションにドラッグアンドドロップします。
注: これらのアイコンは、ユーザーの購入ダイアログボックスに表示されます。- 小アイコン(114 x 114 px): この購入可能アイテムの32ビット114 x 114ピクセルアイコン(透明背景)。アプリでは、このアイコンをユーザーに表示できます。このアイコンは、大アイコンと同じものでなければなりません。
- 大アイコン(512 x 512 px): この購入可能アイテムの32ビット512 x 512ピクセルアイコン(透明背景)。このアイコンは、小アイコンと同じものでなければなりません。
定期購入型アイテムの期間の追加
定期購入型アイテムの場合は、期間を新しく作成する必要があります。これは、定期購入期間としてユーザーに提供されます。各期間には、一意のタイトルとSKUを割り当てます。次の点に注意してください。
- [定期購入型アイテムの期間]: 定期購入型アイテムの期間は購入日から始まります。有効な値は、[毎週]、[隔週]、[毎月]、[隔月]、[3か月ごと]、[半年ごと]、[毎年] です。
- [期間のSKU]: 選択した定期購入型アイテムの期間に対応するSKUを入力します(アイテムのSKUと同じガイドラインが適用されます)。たとえば、「com.amazon.example.iap.subscription.weekly」のように指定します。このSKUは、アイテムの詳細ページで入力したSKUの子SKUです。
- [無料体験]: オプションとして、定期購入型アイテムの無料体験期間を指定します。有効な値は、[なし](無料体験なし)、[7日]、[14日]、[1か月]、[2か月]、[3か月]です。
- [この定期購入型アイテムは有料ですか?]: 定期購入型アイテムを有料にする場合は [有料:希望販売価格を設定します]、無料にする場合は [無料] を選択します。
- [有料:希望販売価格を設定します] を選択すると、アイテムの料金を請求することになり、アイテムの基本価格と通貨を設定するフィールドが表示されます。基本価格を設定したら、その他の通貨の価格を手動で設定するか、為替レートと税金に基づいてAmazonアプリストアで自動的に設定するかを選択できます。有効な価格(米国ドル)は、0.00 USDまたは0.99 USD~299.99 USDです。
たとえば、新しい期間として [毎週] と [毎月] を追加できます。
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[定期購入型アイテムの期間] で [新規期間を追加] をクリックします。
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期間を選択し、期間SKUを入力して、[追加] をクリックします。

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期間の価格を設定します。これが無料体験である場合は、単に [有料:希望販売価格を設定します] をクリックして試用期間を選択します。

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アプリが提供するすべての期間について([毎月]、[毎年] など)、手順1~3を繰り返します。
すべての期間に価格を設定すると、画面上部の [IAPを申請] ボタンが有効になります。
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準備が整ったら、[IAPを申請] をクリックします。
価格の追加(消費型アイテムと非消費型アイテム)
アイテムが消費型または非消費型の場合は、[価格] セクションでアイテムの価格を入力します。たとえば、消費型アイテムを作成すると、次のようなページが表示されます。

- [この消費型アイテム/非消費型アイテムは有料ですか?]: アイテムの料金を請求する場合は [有料:希望販売価格を設定します]、アイテムを無料にする場合は [無料] を選択します。
- [有料:希望販売価格を設定します] を選択すると、アイテムの基本価格と通貨を設定するフィールドが表示されます。基本価格を設定したら、その他の通貨の価格を手動で設定するか、基本価格から為替レートに基づいてAmazonアプリストアで自動的に設定するかを選択できます。有効な価格(米国ドル)は、0.00 USDまたは0.99 USD~400 USDです。
注:各マーケットプレイスに対して設定する価格は標準価格です。これには、そのマーケットプレイスで適用されるあらゆるVAT(付加価値税)またはそれに類する税金が含まれます。この標準価格がエンドユーザーに表示されます(すべての価格にはVATが含まれるという注記も表示されます)。VATやそれに類する税金は、ロイヤリティの計算時に標準価格から控除されます。
Amazonアプリストアには、タイトルや説明などのIAP情報フィールドは表示されません。アプリでは、IAP APIを使用して各IAPアイテムの情報フィールドを取得し、アプリのユーザーにその情報(タイトル、説明、価格、アイコンなど)を表示できます。
IAPデータのテスト用ダウンロード
IAPアイテムを入力したら、それらのアイテムに関するデータをすべて格納したJSON形式のデータファイルをダウンロードできます。このファイルは、Amazon App Testerでアプリをテストするときに使用します。
JSONファイルを作成するには、次の手順に従います。
- アプリの [アプリ内課金(IAP)アイテム] タブに移動します。
- [IAPをエクスポート] をクリックし、形式として [JSON] を選択します。
Last updated: 2025年9月30日

