アプリのバージョン管理
Vegaは、アプリのバージョン番号とビルド番号の設定をサポートしています。これらのプロパティは、Amazonアプリストアに申請されたアプリケーションパッケージの順序を決定するために使用され、デバイスへのインストールとアップデートのフローでは重要なものです。
アプリをアップデートするときは、バージョン番号とビルド番号の両方が、以前申請したバージョンよりも大きくなる必要があります。アプリの申請要件の詳細については、Vegaでのアプリ申請を参照してください。
アプリのバージョンの設定
アプリのバージョン属性は自由形式の文字列として設定され、アプリケーションパッケージの作成時にコマンド引数として渡されます。version属性を使用してアプリケーションバージョンを<メジャー>.<マイナー>.<パッチ> semverとして記述するか、または他のタイプのバージョン管理スキームを使用することができます。
コマンドラインまたはスクリプトからVega向けReact Nativeアプリのビルドを呼び出すときに、--build-versionフラグを渡します。
コマンドラインを使用する場合
npx react-native build-kepler --build-version 1.2.3
package.json内のスクリプトを使用する場合
"scripts": {
...
"build:release": "react-native build-kepler --build-type Release --build-version 1.2.3",
}
アプリのビルド番号の設定
アプリのビルド番号は、アプリケーションパッケージの固有のビルドを表す増加数(1から2^63-1の間)です。アプリパッケージを作成するときに、ビルド番号をコマンド引数として設定します。
コマンドラインまたはスクリプトからVega向けReact Nativeアプリのビルドを呼び出すときに、--build-numberフラグを渡します。
コマンドラインを使用する場合
npx react-native build-kepler --build-number 101
package.json内のスクリプトを使用する場合
"scripts": {
...
"build:release": "react-native build-kepler --build-type Release --build-number 101",
}
バージョン番号とビルド番号の確認
アプリをビルドしたら、vptツールを使用して、バージョン番号とビルド番号のプロパティがアプリパッケージに正しく設定されていることを確認できます。VPTツールは、SDKのインストール場所にある場合があります。Vega SDK環境を初期化したターミナルで、以下のコマンドの<VPKGへのパス>をアプリのパスに置き換えて実行します。
kepler exec vpt info <VPKGへのパス> --json
このコマンドの出力例は以下のとおりです。バージョン番号とビルド番号が表示されています。
{
"title": "Vegaアプリ",
"id": "com.my.kepler.app",
"version": "1.2.3",
"build_number": 101,
"size": 19409829
}
Last updated: 2025年9月30日

