ウィジェットを作成して管理する

ウィジェットを作成して管理する

ウィジェットをスキルに追加するには、デバイスでウィジェットを管理するためのインターフェースを有効にします。次に、ウィジェットのAlexa Presentation Language（APL）ドキュメントを作成し、APLパッケージを設定します。パッケージには、マニフェストと、デバイスのウィジェットギャラリーとウィジェットパネルにドキュメントを表示するためのその他のアセットが含まれます。

これらの手順はすべて開発者コンソールで実行します。

ウィジェット用のインターフェースを有効にする

ウィジェットをサポートするには、スキルで以下のインターフェースをサポートする必要があります。

  • Alexa.DataStore.PackageManager（ALEXA_DATASTORE_PACKAGEMANAGER）- デバイス上のパッケージを管理するためのリクエストを提供します。
  • Alexa.DataStore（ALEXA_DATA_STORE）- デバイス上のデータストアの更新に関連するリクエストを提供します。
  • APLデータストアExtension - APLドキュメントで、データストアのデータにアクセスするデータバインディング式を使用できるようにします。

必要なインターフェースをスキルに設定する

  1. 開発者コンソールにサインインし、設定するスキルの名前をクリックします。
  2. ビルド＞インターフェースページに移動します。
  3. データストアパッケージオプションを有効にします。
  4. データストアオプションを有効にします。
  5. Alexa Extensionsで、データストアが選択されていることを確認します。
  6. 保存、モデルをビルドの順にクリックして、対話モデルを再ビルドします。

オーサリングツールでウィジェットを作成または編集する

APLドキュメントは、表示するテンプレートを定義するJSONオブジェクトです。ウィジェットでは、デバイスがウィジェットを表示するときに使用するテンプレートをこのドキュメントで定義します。

ウィジェットのオーサリングツールを使用してウィジェットを編集し、デバイスでプレビューできます。ウィジェットのオーサリングツールは通常のAPLドキュメントのオーサリングツールと似ていますが、ウィジェット固有の機能がいくつか含まれています。

スキルなしでウィジェットの作成を開始する

ウィジェットの作成を開始するときに、スキルから開始せずにオーサリングツールを直接開くことができます。ただし、作業内容を保存するにはウィジェットをスキルに関連付ける必要があります。

スキルなしでウィジェットを開発するには、https://developer.amazon.com/alexa/console/ask/displays/widget/にアクセスしてオーサリングツールを開きます。

以下の制限事項が適用されます。

  • ドキュメントで定義されているトランスフォーマーは動作しません。
  • テスト用にウィジェットをデバイスにインストールするインストールオプションを使用することはできません。ただし、プレビューオプションは使用できます。十分なテストを実行するには、ウィジェットをスキルに関連付けてください。
  • 作業内容を保存するには、ウィジェットをスキルに関連付ける必要があります。
    1. 保存アイコンをクリックします。
    2. ウィジェット名を入力します。
    3. スキルドロップダウンから既存のスキルを選択します。

スキルのウィジェットを作成する

開発者コンソールでスキルのウィジェットの一覧にアクセスするには

  1. 開発者コンソールにサインインし、更新するスキルの名前をクリックします。
  2. 左側のナビゲーションから、マルチモーダル応答をクリックします。
  3. ウィジェットをクリックして、このスキルのウィジェットの一覧を表示します。

オーサリングツールには、ひな形として使用できるいくつかのテンプレートが用意されています。これらのテンプレートは、ウィジェット用のレスポンシブ対応テンプレートに基づいています。

新しいウィジェットドキュメントを作成するには

  1. 開発者コンソールでスキルを開き、ウィジェットの一覧に移動します。
  2. ウィジェットを作成をクリックします。
  3. 以下のいずれかを実行します。
    • テンプレートから開始する場合は、利用可能なテンプレートのいずれかをクリックします。
    • 空白のドキュメントから開始する場合は、空のドキュメントをクリックします。
    • ファイルからAPLドキュメントをアップロードする場合は、アップロードをクリックし、プロンプトの指示に従います。
  4. 保存ボタンをクリックして、ウィジェットドキュメントを保存します。ここで指定した名前が、パッケージのマニフェストとスキルコードでウィジェットを参照するときに使用するウィジェットIDとなります。

新しいウィジェットを作成したら、オーサリングツールを使用してドキュメントを作成します。ウィジェットではほとんどのAPL機能がサポートされます。APLドキュメント構造のリファレンスについては、APLドキュメントを参照してください。ウィジェットで使用できるレスポンシブ対応コンポーネントとテンプレートの詳細については、レスポンシブ対応コンポーネントとテンプレートを参照してください。ウィジェットでサポートされないAPL機能の一覧については、ウィジェットでサポートされないAPL機能を参照してください。

時間の経過に伴って変化するコンテンツをウィジェットに表示する場合は、データストアExtensionを使用するようにドキュメントを設定し、ドキュメントの各プロパティを、データソースではなくデータストアにバインドします。データストアExtensionの詳細については、APLデータストアExtensionを参照してください。

オーサリングツールで既存のウィジェットを編集するには

  1. 開発者コンソールにサインインし、更新するスキルの名前をクリックします。
  2. 左側のナビゲーションから、マルチモーダル応答をクリックします。
  3. ウィジェットをクリックして、このスキルのウィジェットの一覧を表示します。
  4. 一覧で目的のウィジェットを探し、編集をクリックします。

ウィジェットのAPLパッケージのマニフェストを更新する

ウィジェットには、ウィジェットに関する情報が指定されたマニフェストを含むAPLパッケージが必要です。オーサリングツールで新しいウィジェットドキュメントを作成して保存すると、このパッケージが自動的に作成されます。パッケージのマニフェストはオーサリングツールで直接編集できます。

パッケージのマニフェストを編集して、ユーザー向けのウィジェットの名前、説明、プレビューイメージアセットを指定します。

ウィジェットのパッケージのマニフェストを編集するには

  1. オーサリングツールでウィジェットの一覧を開きます。
  2. 更新するウィジェットを探し、編集をクリックします。

  3. ツールバーのManifestをクリックします。

    Manifestツールバーボタン

    JSONエディターでマニフェストのセクションが開き、ウィジェットのAPLパッケージのマニフェストが表示されます。

  4. マニフェストのデータを編集します。
    • ウィジェットギャラリーに表示される名前と説明を更新する場合は、publishingInformationセクションのフィールドを更新します。
    • パッケージ構造とmanifest.jsonスキーマに関するすべてのリファレンスについては、APLパッケージリファレンスを参照してください。

Alexa Skills Kitコマンドラインインターフェース（ASK CLI）を使用してAPLパッケージのダウンロードと更新を行うこともできます。詳細については、ASK CLIを使用してAPLパッケージのダウンロードと更新を行うを参照してください。

ウィジェットをプレビューする

開発を進めながら、ウィジェットをプレビューしてテストする必要があります。オーサリングツールを使用して開発時にウィジェットのレイアウトをプレビューできますが、ウィジェット全体をテストするには画面付きのデバイスが必要です。詳細については、ウィジェットをテストするを参照してください。

このページは役に立ちましたか？

最終更新日: 2025 年 11 月 26 日