OpenURLコマンド
OpenURLを使用するには、APL 1.1以降が必要です。これよりも古いバージョンのAPLを実行しているデバイスには、別のエクスペリエンスを提供してください。
URLを開きます。OpenURLコマンドが成功すると、ウェブブラウザで指定されたURLやデバイス上のその他のアプリが開きます。現在のデバイスで動作する適切なURLを指定する必要があります。
プロパティ
OpenURLコマンドには、標準のコマンドプロパティに加えて、以下の表に示すプロパティがあります。typeプロパティはOpenURLに設定します。
コマンドを実行するために値が必要なプロパティの場合、以下の表の「デフォルト」列に「必須」と表示されています。それ以外の場合はデフォルト値が表示されますが、デフォルト値がないこともあります。
| プロパティ | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
source |
文字列 | 必須 | 開くURLです。 |
onFail |
コマンドの配列 | [ ] | URLを開けなかった場合に実行するコマンドです。 |
たとえば、デバイスのブラウザでAmazonホームページを開くには、次のように記述します。
{
"type": "OpenURL",
"source": "https://www.amazon.co.jp",
"onFail": {
"type": "SetValue",
"componentId": "errorText",
"property": "text",
"value": "Amazon.co.jp(${event.source.value})を開けません"
}
}
OpenURLコマンドは、高速モードでは無視されます。
source
sourceプロパティは、ローカルデバイスでアプリを起動するのに適したURL/URIを表します。HTTPまたはHTTPSスキーマと組み合わせて使用して、ローカルのウェブブラウザでウェブページを開くこともできます。
onFail
onFailプロパティには、デバイスでURLを開けない場合に実行する1つ以上のコマンドを格納します。onFailコマンドが制限時間内に実行される保証や、エンドユーザーには正常に実行されたように見えるという保証はありません。たとえば、空白やエラーのウェブページが表示される可能性があります。ただし、APLランタイムは、3秒以内に失敗を報告するようにしなければなりません。onFailコマンドに対して生成されたイベントは、次のような形式になります。
"event": {
"source": {
"source": "OpenURL",
"handler": "Fail",
"value": NUMBER // プラットフォーム定義の数値エラー
}
}
onFailコマンドに渡されるevent.source.valueフィールドは、プラットフォーム定義の数値エラーコードに設定されます。上記の例にかかわらず、このエラーコードはユーザーに表示すべきではありませんが、SendEventコマンドを通じて、クラウドのスキルに不具合報告を送信するために使用できます。
デバイスでURLを開けることを確認する
すべてのデバイスでURLを開けるとは限りません。デバイスでURLを開く操作がサポートされていない場合、コマンドは無視され、onFailコマンドは実行されません。データバインディングコンテキストのallowOpenURLの値を調べて、OpenURLがデバイスでサポートされているかどうかを確認してください。
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最終更新日: 2025 年 12 月 04 日