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TCP/IP経由のVDAの有効化

TCP/IP経由のVDAの有効化

VDAを使用すると、Fire TVなどのAmazonデバイスの操作とデバッグを行うことができます。VDAはUSB接続を使用しますが、ネットワーク(TCP/IP)経由でも機能します。

kepler exec vda tcpipコマンドは、Fire TVデバイスのVDAデーモンを再起動することでネットワーク機能を有効にし、USB接続ではなくTCP/IP経由でコマンドをリッスンできるようにします。これにより、Fire TVデバイスのワイヤレスデバッグが可能になります。

このページでは、Fire TVデバイスでTCP/IP経由のVDAを有効にする手順について説明します。

構文とパラメーター

kepler exec vda tcpip <ポート>

各部分の説明は以下のとおりです。

kepler exec vda - Fire TVデバイスを操作するためのメインコマンド。

tcpip - TCP/IP接続を有効にするサブコマンド。

<ポート> - VDAデーモンがリッスンするポート番号(通常はポート5555)。

TCP/IPの構成

  1. USB経由でFire TVデバイスを接続し、以下を実行します。

    クリップボードにコピーしました。

    kepler exec vda devices
    

ターミナルにUSB接続デバイスの一覧が表示されます。

  1. Fire TVデバイスの初期設定(アウトオブボックスエクスペリエンスまたはOOBE)が完了しているかどうかを確認します。

    • Fire TVのホーム画面にアクセスしてアプリを使用できる場合、デバイスのOOBEは完了しています。
    • 言語の設定、Wi-Fiの設定、Amazonアカウントへのログインのいずれかを求める設定画面が表示される場合、OOBEはまだ完了していません。画面に表示される設定を完了します。
  2. Fire TVデバイスがホストマシンと同じネットワークに接続されていることを確認します。

  3. 次のいずれかの方法でFire TVデバイスのIPアドレスを確認します。

    a. Fire TVデバイスで、[設定] > [My Fire TV] > [バージョン情報] > [ネットワーク] の順に選択します。

    b. 次のVDAコマンドを使用します(USBデバッグが既に有効になっている場合)。

    クリップボードにコピーしました。

       kepler exec vda shell /sbin/ifconfig wlan0
    
  4. 後で使用するために、IPアドレスを記録しておきます。

  5. VDAをTCP/IPモードで再起動します。

    クリップボードにコピーしました。

    kepler exec vda tcpip 5555
    

    システムは「restarting in TCP mode port: 5555」というメッセージを表示します。

  6. Fire TVデバイスからUSBケーブルを切断します。

  7. IPアドレスを使用してFire TVデバイスに接続します。

    クリップボードにコピーしました。

    kepler exec vda connect <デバイスのIPアドレス>:5555
    
  8. 接続を確認します。

    クリップボードにコピーしました。

    kepler exec vda devices
    

    ターミナルに、Fire TVデバイスとそのIPアドレスが表示されます。

  9. (任意)USBモードに戻します。

    クリップボードにコピーしました。

    kepler exec vda usb
    

トラブルシューティング

TCP/IP経由でVDAを使用しているときに問題が発生した場合は、VDA接続と電源に関する問題の修正を参照してください。


Last updated: 2025年9月30日