Vega開発者ツールのインストール
Vega開発者ツール(VDT)には、Vega OSアプリの開発に必要なものがすべてまとめられています。
- Vega SDK: Vega OSアプリをビルドするためのコアフレームワークとAPI。
- Vega SDK Manager: 開発プロジェクトのSDKバージョンを管理するツール。Node.jsの
nvmやPythonのpyenvのように機能します。詳細については、SDKバージョンの管理を参照してください。 - Vega Studio: アプリの開発、デバッグ、パフォーマンス分析、最適化を行うための統合開発環境(IDE)。
- Vega仮想デバイス(VVD): アプリを実行してテストするための仮想デバイス。
- ライブラリとコンポーネント: アプリ開発のためのその他のツール。
インストールシナリオの選択
VDTを初めてインストールするか、既存のインストールをアップデートするかに応じて、適切なタブを選択してください。
このセクションでは、VDTを初めてシステムにインストールする方法について説明します。
前提条件
VDTをインストールする前に、システムが以下の要件を満たしていることを確認してください。
システム要件
-
ディスク容量: VDTのインストールと開発環境用に20GB。
ディスクの空き容量を確認するには、
df -h ~を実行します。 -
オペレーティングシステム:macOS 10.15以降、またはUbuntu 20.04以降
必要な依存関係
先へ進む前に、オペレーティングシステムに応じて以下の依存関係をインストールします。
macOSの依存関係
パッケージマネージャー: Homebrewをインストールします。
開発ツール: Node.js(バージョン18.x以降)をダウンロードしてインストールします。
Node.jsが既にインストールされている場合は、バージョンを確認します。
node --version
開発ユーティリティ: 次のコマンドを実行して、Vega開発に必要なツールをインストールします(Appleシリコン搭載Mac用のRosetta 2を含む)。
[[ $(arch) == "arm64" ]] && softwareupdate --install-rosetta --agree-to-license; brew update && brew install binutils coreutils gawk findutils grep jq lz4 gnu-sed watchman
Ubuntuの依存関係
ネイティブのcurlのインストール:
sudo apt remove curl
sudo apt install curl
開発ツール:
- ネイティブデバッグ:python3.8、lz4(クラッシュレポートのシンボリケート用)
- KVM仮想化: KVM Hypervisor(英語のみ)のインストールガイドを参照してください。
- ファイルモニタリング: Ubuntu用のWatchman(英語のみ)のインストールガイドを参照してください。
- Node.js: Node.js(バージョン18.x以降)をダウンロードしてインストールします。
Node.jsが既にインストールされている場合は、バージョンを確認します。
node --version
開発ユーティリティ: 次のコマンドを実行して、lz4圧縮ツールとPython 3.8開発ライブラリをインストールします。
(dpkg -l | grep -q lz4 || sudo apt install -y lz4) && \
sudo add-apt-repository -y ppa:deadsnakes/ppa && \
sudo apt update && \
(dpkg -l | grep -q libpython3.8-dev || sudo apt install -y libpython3.8-dev)
Vega CLIのインストール
Visual Studio(VS)Codeが実行中の場合は、インストールスクリプトを実行する前にVS Codeを終了してください。VS Codeがインストールされていない場合、インストーラーはVega Studio拡張機能のインストールをスキップします。後でVS CodeとVega Studio拡張機能をインストールできます。
次のコマンドを使用して、インストールスクリプトを実行します。
curl -fsSL https://sdk-installer.vega.labcollab.net/get_vvm.sh | bash && source ~/vega/env
インストーラーは、Node.jsとVS Codeのバージョンに互換性があるかどうかを確認し、必要に応じてアップグレードを促します。
さらに、次の操作を求めるプロンプトを表示します。
- インストールディレクトリの選択: Enterキーを押してデフォルト(~/vega/sdk)を使用するか、カスタムパスを指定します。
- Vega SDKのインストール: Enterキーを押します。
- Vega Studio拡張機能のインストール: Enterキーを押します(VS Codeがインストールされていない場合はスキップしてください)。
インストールされる内容:
- Vega CLI → ~/vega/bin
- 最新のSDKバージョン(Vega仮想デバイスを含む)
- VS CodeのVega Studio拡張機能
- シェル構成の更新(.bashrc、.zshrc、.bash_profile、.zprofile、.profile)
インストールの検証
インストールが正常に完了したことを確認します。
vega --version
出力の例:
Active SDK Version: <バージョン番号>
Vega CLI Version: <バージョン番号>
Active SDK Versionは、開発に使用されるSDKバージョンを示します。Vega CLI Versionは、SDKインストールを管理するコマンドラインツールのバージョンを示します。
source ~/vega/envを実行してシェル構成を再読み込みしてください。次の手順
VDTをインストールしたら、開発方法を選択します。
初めての方向け:
Hello Worldアプリの作成から始めて、Vega開発の基礎を学びます。
開発経験者向け:
-
Vega Studio: Vega Studioがインストールされている場合は、Vega Studioを使用したアプリのビルドから始めます。
Vega Studioがインストールされていない場合は、Vega Studioのセットアップの手順に従って開発環境をセットアップします。
-
Vega CLI: コマンドラインでの開発については、Vega CLIを使用したアプリのビルドを参照してください。
このセクションでは、SDKバージョンをアップデートする方法、クリーンビルドを実行する方法、アップデートを確認する方法について説明します。
前提条件
- Vega CLIを最新のバージョンにアップデートします。これは、
vega updateで行います。 - リリースノートを参照して、互換性にかかわる重要な変更点を確認します。
- すべての変更をバージョン管理にコミットします。
- 既存のビルドアーティファクトを削除します(5~10分ほどかかります)。
- デプロイする前に、アプリが新しいSDKで動作することを確認します。
SDKバージョンのアップデート
SDKをアップデートするには、以下の手順に従います。
手順1: 利用可能なバージョンを確認する
vega sdk list-remote
出力の例:
0.22.5850
0.22.5720
0.21.4890
0.20.2975
手順2: 新しいSDKバージョンをインストールする
最新バージョンをインストールするには、次のコマンドを実行します。
vega sdk install
特定のバージョンをインストールするには、次のコマンドを実行します。
vega sdk install <バージョン番号>
例:
vega sdk install 0.22.5850
手順3: 新しいSDKバージョンをアクティブ化する
新しくインストールしたバージョンをアクティブに設定します。
vega sdk use <バージョン番号>
例:
vega sdk use 0.22.5850
手順4: 環境を再度読み込む
SDKバージョンの変更を完全に反映させるために、シェル環境の再読み込みを行います。
次のオプションのいずれかを選択します。
オプションA: シェルプロファイルを読み込む
# bashユーザーの場合
source ~/.bash_profile
# または
source ~/.bashrc
# zshユーザーの場合
source ~/.zshrc
オプションB: 新しいターミナルを開く
現在のターミナルを閉じ、新しいターミナルウィンドウを開きます。
手順5: アクティブなバージョンを確認する
SDKバージョンがアクティブになっていることを確認します。バージョンまたはパスが正しくない場合は、手順3~4を繰り返します。
vega --version
出力の例:
Active SDK Version: 0.22.5850
Vega CLI Version: 1.2.0
手順6(任意): 以前のSDKバージョンを削除する
vega sdk use <バージョン>を実行して、別のバージョンに切り替えてください。ディスクの空き容量を増やすために、不要になったSDKバージョンをアンインストールできます。
vega sdk uninstall <バージョン番号>
例:
vega sdk uninstall 0.21.4890
インストールされているSDKバージョンの切り替え
複数のSDKバージョンがインストールされている場合は、再インストールせずにバージョンを切り替えることができます。
手順1: インストールされているバージョンを確認する
vega sdk list-installed
出力の例:
0.22.5850 (active)
0.22.5720
0.21.4890
手順2: 別のバージョンに切り替える
vega sdk use <バージョン番号>
例:
vega sdk use 0.21.4890
手順3: 環境を再度読み込む
次のオプションのいずれかを選択します。
オプションA: シェルプロファイルを読み込む
# bashユーザーの場合
source ~/.bash_profile
# または
source ~/.bashrc
# zshユーザーの場合
source ~/.zshrc
オプションB: 新しいターミナルを開く
現在のターミナルを閉じ、新しいターミナルウィンドウを開きます。
手順4: 切り替え結果を確認する
vega --version
アップデート後のクリーンビルド
手順1: 既存のビルドと依存関係を削除する
rm -rf ./build && rm -rf ./node_modules
手順2: 依存関係をアップデートして再インストールする
プロジェクトの依存関係を定期的にメンテナンスすることは、セキュリティ、パフォーマンス、互換性の面から重要です。使用しているパッケージマネージャーに応じた手順を選択してください(以下のセクションのいずれか1つに従ってください)。
NPM(プロジェクトでpackage-lock.jsonを使用している場合):
-
アプリの依存関係の最新バージョンを取得します。
npm update -
グローバルパッケージのキャッシュをクリアします。
npm cache clean --force -
startコマンドでアプリを実行するときのMetroのキャッシュを消去します。
npm start -- --reset-cacheヒント:npm start -- --reset-cacheコマンドは、クリーンなキャッシュでMetroバンドラーを起動します。このプロセスを終了するには、Ctrl+Cキーを押します。通常の開発では、npm start(--reset-cacheフラグなし)を使用してください。
Yarn(プロジェクトでyarn.lockを使用している場合):
-
アプリの依存関係の最新バージョンを取得します。
yarn upgrade -
グローバルパッケージのキャッシュをクリアします。
yarn cache clean --all -
startコマンドでアプリを実行するときのMetroのキャッシュを消去します。
yarn start -- --reset-cache
PNPM(プロジェクトでpnpm-lock.yamlを使用している場合):
-
アプリの依存関係の最新バージョンを取得します。
pnpm update -
グローバルパッケージのキャッシュをクリアします。
pnpm cache delete -
startコマンドでアプリを実行するときのMetroのキャッシュを消去します。
pnpm start --reset-cache
手順3: アプリを再ビルドする
依存関係をアップデートしたら、アプリを再ビルドして、すべてのコンポーネントを新しいSDKバージョンでコンパイルします。
npm run build:app
アップデートの検証
-
想定どおりのSDKバージョンが実行されていることを確認します。
vega --version出力の例:
Active SDK Version: 0.22.5850 Vega CLI Version: 1.2.0Active SDK Versionは、開発に使用されるSDKバージョンを示します。Vega CLI Versionは、SDKインストールを管理するコマンドラインツールのバージョンを示します。
-
Vega仮想デバイスでアプリを実行して、機能を確認します。
vega run-app <vpkgのパス> <アプリID> -d VirtualDevice出力の例:
vega run-app sampleapp.vpkg com.amazon.sampleapp.main -d VirtualDevice
VS Codeの再読み込み
アップデートが完了したら、すべてのVega Studioコンポーネントが確実に初期化されるように、VS Codeを再読み込みします。
- VS Codeで、Cmd+Shift+P(Mac)またはCtrl+Shift+P(Linux)を押してコマンドパレットを開きます。
- コマンドパレットに「Reload Window」と入力します。
- Enterキーを押して、VS Codeを再読み込みします。
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Last updated: 2026年2月17日

