Alexa Conversationsスキルモデルのデバッグ
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en-AU, en-CA, en-IN, en-GB, de-DE, ja-JP, es-ES, es-US開発者コンソールでAlexaシミュレーターのデバッグ機能を使用すると、ユーザーの発話をテストしてAlexa Conversationsのスキルモデルを改善できます。
概要
開発者コンソールでAlexaシミュレーターを使用して、スキルと対話できます。Alexaシミュレーターでは、Alexa ConversationsのスキルモデルがどのようにAlexa Conversationsのモデル予測(スロットとアクション)に解決されるかを確認できます。
解決されたスロットとアクションは、SkillDebugger.CaptureDebuggingInfoディレクティブとしてデバイスのログセクションに表示されます。正しいスロットやアクションに発話が解決されない場合は、Alexa Conversationsモデルを更新し、モデルをビルドしてから再試行します。
Alexa Conversationsのスキルモデルをデバッグする
開発者コンソールのAlexaシミュレーターを使用して、Alexa Conversationsのスキルモデルをデバッグできます。
Alexa Conversationsのスキルモデルをデバッグするには
- 開発者コンソールにログインし、Alexa Conversationsスキルに移動します。
- まだスキルモデルを作成していない場合は作成します。詳細については、Alexa Conversationsのスキルモデルのビルドを参照してください。
「クイック」なAlexa Conversationsモデルが正常にビルドされてからでないと、スキルをテストできません。 - 上部のテストタブをクリックします。
- 左上にあるこのスキルでは、テストは無効になっていますで、開発中を選択します。
- デバイスのログチェックボックスを選択します。
- Alexaシミュレーターの入力またはマイクを長押しで発話をクリックし、
<呼び出し名>を開いてと入力します。
スキルの呼び出し名を覚えていない場合はビルドタブで確認できます。 - 発話または入力して、スキルと対話します。
- Alexaシミュレーターのデバイスのログセクションで
SkillDebugger.CaptureDebuggingInfoディレクティブをクリックし、Alexa Conversationsのモデル予測(解決されたスロットとアクション)を表示します。注: 1つのターンで複数のSkillDebugger.CaptureDebuggingInfoエントリがトリガーされることがあります。SkillDebugger.CaptureDebuggingInfoディレクティブの構造とフィールドについては、ディレクティブの構造を参照してください。 - (オプション)ページを定期的に更新すると、以前のターンで蓄積されたデータまで調べないですみます。
出力の例
次のスクリーンショットは、Alexa Conversationsの天気スキルのモデル予測を示した例です。

ディレクティブの構造
ConversationsModelPrediction型のSkillDebugger.CaptureDebuggingInfoディレクティブの形式は次のとおりです。
{
"header": { ... },
"payload": {
...
"type": "ConversationsModelPrediction",
"content": {
"phrasesToSlots": [
{
"phrase": string,
"slotType": string,
"index": {
"start": integer,
"end": integer
}
}
],
"actions": [
{
"type": string enum ["API", "RESPONSE"],
"name": string,
"input": object,
"output": object
}
]
}
}
}
パラメーター
以下の表に、ConversationsModelPrediction型のSkillDebugger.CaptureDebuggingInfoディレクティブのパラメーターを示します。
| フィールド | 説明 |
|---|---|
|
|
|
|
|
ユーザー発話でスロットマッピングする認識フレーズ |
|
|
ユーザー発話のスロットにマッピングされる認識フレーズ |
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|
ユーザー発話のフレーズにマッピングされるスロット |
|
|
マッピングのインデックス |
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インデックスの開始 |
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インデックスの終了 |
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Alexaがユーザーの発話に対して実行するアクションシーケンス |
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アクションの型 |
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アクションの名前 |
|
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アクション入力JSON |
|
|
アクション出力JSON |
モデル予測の例
以下の例は、「今日の神戸の天気を教えて」というユーザー発話に対するConversationsModelPrediction型(モデル予測)のSkillDebugger.CaptureDebuggingInfoディレクティブを示しています。
{
"header": {
"namespace": "SkillDebugger",
"name": "CaptureDebuggingInfo",
"messageId": "d78069b1-df34-4624-b9c1-EXAMPLE"
},
"payload": {
"skillId": null,
"timestamp": "2020-07-06T21:42:46.869Z",
"dialogRequestId": "2705e572-7506-4f51-9bc9-EXAMPLE",
"skillRequestId": "amzn1.echo-api.request.EXAMPLE",
"type": "ConversationsModelPrediction",
"content": {
"phrasesToSlots": [
{
"phrase": "神戸",
"slotType": "cityName",
"index": {
"start": 7,
"end": 8
}
},
{
"phrase": "今日",
"slotType": "AMAZON.DATE",
"index": {
"start": 8,
"end": 9
}
}
],
"actions": [
{
"type": "API",
"name": "GetWeather",
"input": {
"date": "今日",
"city": "神戸"
},
"output": {
"lowTemp": 13,
"highTemp": 21,
"cityName": "神戸"
}
},
{
"type": "RESPONSE",
"name": "notify_api_response_GetWeather",
"input": {
"returnedWeatherResult": {
"lowTemp": 13,
"highTemp": 21,
"cityName": "神戸"
}
},
"output": {
"speech": {
"text": "神戸の最高気温は二十一度、最低気温は十三度です。",
"phrasesToInputParameters": [
{
"phrase": “21”,
"inputParameter": "returnedWeatherResult.highTemp",
"index": {
"start": 6,
"end": 7
}
},
{
"phrase": “13”,
"inputParameter": "returnedWeatherResult.lowTemp",
"index": {
"start": 12,
"end": 13
}
},
{
"phrase": "神戸",
"inputParameter": "returnedWeatherResult.cityName",
"index": {
"start": 1,
"end": 2
}
}
]
}
}
}
]
}
}
}
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最終更新日: 2022 年 01 月 14 日