ユーザープロファイル
ユーザープロファイルには、特定のユーザーに関するデータが記録されています。このデータはLogin with Amazonアプリからアクセスできます。このデータには、ユーザーを一意に識別するID(ユーザーの名前、Eメールアドレス、郵便番号)が含まれます。このデータは3つのscope(profile、profile:user_id、postal_code)に分けられます。
アクセストークンをリクエストする際、スペースで区切ることで複数のアクセススコープをリクエストできます(例:profile postal_code)。リクエストが承認されると、返されるスコープが指定されます。
profile
profileスコープには、ユーザーの名前とEメールアドレスが入ります。ユーザープロファイルにアクセスすると、ログインするユーザーを一意に識別したり、Eメールを介してユーザーと通信したりすることができます。このプロファイルデータはJSON形式で返され、user_id、email、nameの3つの部分で構成されます。user_idはAmazonによって割り当てられます。これにより、ユーザーのアカウントを一意に識別できます。emailは、Amazonに登録されているEメールアドレスです。次に例を示します。
{
"email" : "johndoe@gmail.com",
"name" : "John Doe",
"user_id" : "amzn1.account.K2LI23KL2LK2"
}
ウェブサイトやアプリがprofileスコープへのアクセスをリクエストすると、ユーザーが初めてログインするときに同意画面が表示されます。同意画面には、リクエストされた情報とそれらの現在の値が表示されます。ユーザーがこの情報の共有に同意しなければ、ログインは完了しません。ユーザーが同意すると、その同意は記録されます。次回以降、同じスコープを使用してログインする場合は同意画面は表示されません。
profile:user_id
2番目のアクセススコープはprofile:user_idです。profile:user_idには、プロファイルのuser_idフィールドのみが含まれます。これによりユーザーを一意に識別できますが、ユーザーの名前、Eメールアドレス、郵便番号は提供されません。個人情報をリクエストしないため、初回のログイン時にもユーザーに対して同意画面が表示されることはありません。
Login with Amazon用のウェブサイトやアプリを開発する会社は、1人のユーザーにつき同一のuser_idを取得します。ただし、ユーザーが別の会社のアプリやサイトにログインする場合は、異なるuser_idになります。これは、ウェブ上でのユーザートラッキングにuser_idが使用されないようにするためです。
postal_code
3番目のアクセススコープはpostal_codeスコープです。これには、ユーザーの主要配送先住所の郵便番号が含まれます。郵便番号は、提供するサービスの調整やユーザーの理解に役立つ有益な位置データになります。次に例を示します。
{
"user_id" : "amzn1.account.K2LI23KL2LK2"
"email" : "johndoe@gmail.com",
"name" : "John Doe",
"postal_code": "98101",
}
アプリがpostal_codeスコープへのアクセスを(単独またはprofileスコープやprofile:user_idスコープと組み合わせて)リクエストした場合、ユーザーはその情報の共有に同意する必要があります。

