Amazonデバイスを使用しないテスト方法
アプリをテストするAmazonデバイスが手元にない場合は、FireタブレットやFire Phoneと同じ仕様の仮想デバイスを作成できます。ここで説明する手順は、Fire TVのシミュレーションには使用できません。
仮想デバイスでのテストは最初の検証ステップとしては役立ちますが、実際のハードウェアでの操作やさまざまなアプリの挙動を完全に再現することはできません。そのため、ユーザーに最適な体験を提供するために、Amazonアプリストアは開発者に対し、アプリ申請前に物理デバイスでテストを行うよう求めています。利用可能なテストツールについては、アプリのテストツール・サービスを参照してください。
Amazon仮想デバイスのセットアップ
Amazon仮想デバイスをセットアップするには、Android Studio IDEにバンドルされているAndroid Virtual Device Managerを使用します。Amazonデバイスをエミュレートするには、Android Virtual Device Managerで新しいデバイス定義と新しい仮想デバイスを作成する必要があります。Android Virtual Device Managerの詳細については、仮想デバイスの作成と管理を参照してください。
新しいデバイス定義の作成
次の手順に従って、新しいデバイス定義を作成します。
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Android Studioで、[Tools] > [Device Manager] をクリックしてAndroid Virtual Device Managerを起動します。
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[Virtual] タブで、[Create device] をクリックします。
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[New Hardware Profile] をクリックします。
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下表を参照しながら、[Configure Hardware Profile] ダイアログのフィールドに情報を入力します。特定のFireタブレット用の仮想デバイスを作成する場合は、Fireタブレットのデバイス仕様を参照してください。
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[Finish] をクリックします。
[Configure Hardware Profile] ダイアログには、以下のフィールドが含まれます。
| フィールド | 値 |
|---|---|
| Device Name | わかりやすいデバイス名を入力します。 |
| Device Type | [Phone/Tablet] を選択します。 |
| Screen | タブレットの画面サイズと解像度を入力します。 |
| Memory | タブレットのメモリサイズを入力します。 |
| Input | デフォルト値を使用します。 |
| Supported device states | デフォルト値を使用します。 |
| Cameras | 通常はデフォルト値を使用しますが、旧式タブレットの中には背面カメラが非搭載のものもあります。 |
| Sensors | [Accelerometer] チェックボックスをオンにします。通常はその他センサータイプのチェックボックスをオフにしますが、旧式タブレットの中にはジャイロスコープとコンパスが搭載されているものもあります。 |
| Default Skin | デフォルト値を使用します。 |
新しいAmazon仮想デバイスの作成
次の手順に従って、新しいAmazon仮想デバイスを作成します。
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Android Virtual Device Managerを起動します。
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[Create Virtual Device] をクリックします。
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デバイス定義の一覧表からAmazon仮想デバイスを選択します。
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残りのフィールドに入力し、[Finish] をクリックしてAmazon仮想デバイスの作成を完了します。
Android Virtual Deviceの詳細については、仮想デバイスの作成と管理を参照してください。
Last updated: 2025年10月9日

